カスタムされた57年製ハカランダD-21、爆鳴りです。

Martin D-21 【1957年製】

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1955年から1969年までの極わずかな期間に製作されたD-21。1957年製の個体はかなり珍しく、なかなか出回ることの少ない貴重な逸品です。

 

しかもこちらは、現在では超貴重材のハカランダ材をサイド&バック・指板・ブリッジに贅沢に使用した大変価値ある個体です。

 

D-21といえば知名度こそ他のモデルに比べて低いが、今は亡きシンガーソングライターJim Croce(ジム・クロウチ)が愛用していたことでご存知の方もいると思います。

 

18と28の中間的な特徴があり、28のパワフルさと18の甘く抜けの良いサウンドのいいとこどりな印象で、しかもハカランダスペックということで、60年以上の経年変化がもたらした枯れたハカサウンドは極上の鳴りを味あわせてくれる素晴らしい個体です。

 

詳しくご説明いたします。

 

見ての通り経年変化により飴色と化したスプルーストップ材には彫刻刀で彫ったような落書きがみられる現状となります。

 

また、指板とヘッド、ボディの15F6弦側付近に2か所、白蝶貝による大胆なインレイが程され、5~8Fには“D・D・I・E”のアバロンで縁取られた細工が施されております。

 

12~14Fにはアイボロイドで同様のインレイが入っており、非常に個性的なカスタムが施されております。

 

過去にピックアップを取り付けていた形跡があり、トップのピックガード脇に2つ、サイド脇に1つ、穴が空いており、トップはアディロンダックスプルースで塞いであり、サイドはホンジュラスマホガニーで塞いであります。

 

バックに10cm程のクラックがみつかりましたが、さほど深くは無く、現状では問題ない程度の状態です。

 

ネック裏の傷は少々目立ち、ヘッド裏の塗装は少し剥がれてきているような状態となります。

 

鼈甲柄のバインディングは縮んでいる部分や切れている部分もあり、接着されてきた経緯も見られます。

 

ピックガードはオリジナルと思われ、かなり退色してはいるもののマーチンクラックもなくしっかりと残っております。

 

ペグもオリジナルと思われるクルーソンデラックスが動作問題なく残っております。

 

現在のネック状態はほんの少し元起きはみられるものの、現在弦高2.6㎜/1弦側2.1㎜となり、ブリッジサドルにて弦高調整もしっかりメンテナンスされ、抜群に弾き易いコンディションとなっております。

 

年代がら考えるとしっかりとメンテナンスしていた経緯が見られ、カスタム具合からも相当可愛がられていたように思います。

 

外観の現状としては上記のような個性的なカスタムものとなりますが、個体自体は1957年製D-21の抜群な鳴り。

 

60年以上の歴史をもつ枯れた箱鳴りは、出音から鳴りの良さを感じる事が出来る印象で、力強くもまろやかで抜けの良い爆鳴りの逸品でございます。

 

ルックスがクリア出来れば演奏性とサウンドはずば抜けて良いので、貴重な1957年製D-21是非ご来店試奏お待ちしております。

 

ハードケース付き。

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