フランスのセルマー/マカフェリスタイルギターを製造している職人『francoisbaudemont』氏と意見交換等々重ね、面白い企画を考えてみました。箱はなっているVintageGeromeGuitarを完全修復してみるこの企画。合計2本作業した内の1本となります。
GeromeGuitarといえば、元々クラシックマンドリンを豊富に製造しており、ボディーバックの独自な形状は他ではまねできない完全オリジナル形状としても有名なギターです。
その独自のラウンドバックから放たれるサウンドはやはり癖もありひとつのやみつきになるサウンドとして現在でも人気のあるギターです。
近年でもがんばって仕入れアンテナを立てておりますがなかなか見つからないのが現状です。
そんな中、今回は彼にこの面白企画に加わっていただきネック腰折などの経年の疲れがでていたこのGEROMGUITARさんたちを完全に蘇らせる企画として完成いたしました。
トップバックコンディションは見ての通りオリジナルそのものですが、全体に最後塗装フィニッシュまでしております。
またネックにも再度研磨をおこないバランスを整えております。
そしてフィンガーボードにつきましてはすべて外し、再度フレットまで取り替えております。
当時のフィンガーボードは相当な厚みがありましたが現在の厚みに少しスライスしてもらっておりますので若干弾きやすくなりました。
ネックは、ややオリジナルより細くなるように指示し、なるべく私たちでも弾ける幅感に指示と。Pegも新品をつけ、普通に弾けちゃうギターになりました。
とはいってもまだまだネックは極太でございます。
Gerome免疫がある方ならなんら問題はございませんし、ネック腰折れもなく良いですね!
味があって良く鳴ってくれるギターです。
是非、当店で試奏くださいませ。!
スケール:640mm
ナット幅:45mm