なかなかお目にかかれない、カスタムモデルが入荷しました。
当時まだ復刻前だったOM-42をベースにしているのも渋いチョイスですが、
そこからさらにいろいろとカスタマイズされております。
まず目を引くのはこのMARTIN独特のサンバーストカラー、
そして鼈甲柄の突板にトーチインレイが施されたヘッドでしょう。
どちらもこのモデルを際立たせる特徴的なカスタマイズだと思います。
他にも45スタイルのスノーフレイクインレイやブリッジのインレイ、
ボディのソリッドアバロンによるインレイワークと、かなり贅を尽くした仕様になっています。
トップのスプルース、サイドバックのローズウッドともに非常にきれいな木目の物が使われており、
いかにも40番台の楽器、という雰囲気が漂っています。
ネックもこの当時はマホガニーを使っていますし、指板のエボニーも上質のものが使われております。
ナット幅は42.9mmでVシェイプのネックは、握りやすく弾き易い印象です。
一点、おそらく初めからかと思いますが、15F・16Fのところに3か所、小さな穴を埋めた跡がございます。
また、コンタクトピエゾのピックアップがインストールされています。
既に20年ほど経過しており、若干のポツ傷や擦り傷はありますが、
綺麗なコンディションを保っている方だと思います。
今オーダーすれば100万をオーバーしてしまいそうなこの仕様、
この価格で手に入れられる機会もなかなかないのではないでしょうか。
汎用SKBハードケース付き。