ギブソンコンパクトボディLGシリーズから、1958年に発表されたLG-0。LG-1の廉価版としてオールマホガニー、ラダーブレーシング仕様、ネジ止めのピックガードを採用した本機。1967年製のしっかり弾き込まれてきた個体と思われ、ボディ脇の部分の塗装が剥がれ、
全体的にやれたコンディションではございますが、特に致命的な外傷等はなく、弾き込まれてガラッとした荒いサウンドもまたブルージーな味わい深い逸品でございます。1か所、6弦側のブリッジのアンカーボルトが途中で折れておりましたが、先端がボディ内部に出ており、しっかり止まっておりますので今のところ心配は無いと思います。ナット幅約40㎜程のナローネック、弦高は12F6弦側2.6㎜/1弦側2.2㎜程となっており、トラスロッドも効いております。フレットはオリジナルと思われるワイドフレット、もちろん年代相応にすり合わされており、
やや低めではございますが、改めて調整いたしましたのでそのままにて問題ないと思われます。
ペグやハカランダブリッジ・サドルもオリジナルと思われ、ブリッジピンのみ変更されているようでございますが、なかなかオリジナリティー高い個体でございます。コンディションとしては、年代相応に弾き込まれてきておりますが、その分素朴で乾いた味わいのあるサウンドを奏でてくれるスモールギブソンLG-0。気兼ねなく弾けて、手元に置いておきたくなるようなこちら。お探しだった方おススメでございますよ。
ソフトシェルケース付き。