ブルージーな雰囲気漂うヴィンテージアーチトップ
1946年ころにL-50のバリエーションモデルとして登場したL-48は、
当初からボディ材の組み合わせがいくつかあったようです。
こちらの個体はマホガニートップ・サイド、メイプルバックのボディで、
マホガニーネックにハカランダ指板となっております。
シリアルのインクスタンプは消えてしまっていて、はっきりとした年代は不明ですが、
全体のスペックからすると、おそらく1953-54年頃のものだと思います。
傷やウェザーチェックはそれなりにあり、1弦側サイドにはクラックの修理とリフィニッシュが施されていますが、
60年以上の経年を考えれば、それはそれで味を感じさせていると思います。
パーツ類に関してはペグ・テールピースはオリジナルで、ブリッジは交換済み、ピックガードは欠品しています。
やや太めで丸い感じのネックはいかにも50'sの雰囲気ですが、
ネックコンディションは良く弦高も現在6弦12F:2.2mm、1弦12F:1.4mm程度と、
大変弾き易いセットアップとなっております。
このままフィンガーでカントリーブルースなどを弾くのも良いですし、
もう少し弦高を上げてスライドで演奏するのもハマると思います。
当時のワニ柄ソフトシェルケースが付属しているのもポイントですね!